FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
line

日本マラソンの父・金栗四三 三度のオリンピック 努力を続ける (1)

リオ五輪の興奮冷めやらぬ中、とっておきの五輪歴史秘話を紹介しましょう。

学事出版
校長講話の専門誌「月刊 プリンシパル」連載
「子どもに伝えたい道徳の心」連載第2回
「日本マラソンの父・金栗四三(かなぐりしぞう)
 三度のオリンピック」
努力を続ける (1)

より転載


***********************

 子供は小さな失敗を繰り返しながら成長していくものです。
最近の子はひ弱になったのか、少しばかりのダメージでやる気を失ってしまったり、そもそも失敗を恐れてチャレンジすることすらためらう子供も見受けられます。
昨年、道徳の時間で「挫折して落ち込んだことがあるか」と発問したところ、34名中、22名もいました。そこで、挫折に立ち向かい、努力を続けることの偉大さを教えるために、金栗四三の話をしました。

◆オリンピック日本人選手第一号 

正月の恒例行事のひとつに箱根駅伝があります。
この提唱者が金栗四三です。
箱根駅伝では、最優秀選手に「金栗杯」が贈呈されます。

金栗は日本人で初めてオリンピックに出場した人です。それは1912年、スウェーデンのストックホルム大会でした。
日本代表はたったの二人。金栗はマラソンの代表選手でした。
その前年、五輪国内予選として日本初の公式マラソンが開催されました。日本マラソンの始まりは劇的でした。
金栗は雨風をものともせず、2時間32分45秒のタイムで優勝。なんと当時の世界記録を27分も縮めたのです。
この時、金栗20歳。五輪選手第1号として出場が決定しました。

金栗は明治24(1891)年8月20日、熊本県の造り酒屋に生まれました。
小学校時代は往復12キロの道のりを走って通学しました。
中学校時代は特待生に推薦されるほどの秀才で、スポーツの経験はなかったそうです。
東京高等師範学校(現筑波大学)に入学した金栗は陸上競技部に入部し、人の何倍もの努力を積み重ねて才能を開花させました。

さて、ストックホルムに着くと、五輪委員会から「国名標示はどうするか」との問い合わせです。
金栗が
「漢字で『日本』とすべきです」と提案。
「それでは外国人には読めない。JAPANに」と国際通の監督。
金栗は
「それは外国人がつけた名前です。『日本』という本当の呼び名を使い、世界の人々に知らせましょう。JAPANならプラカードを持つのをやめます」
と譲りません。
困ったみんなが一斉に団長の嘉納治五郎の顔を見ます。
「どちらも一理ある。発音はニッポン、標記はローマ字。つまりNIPPONでどうか」。
この調停に一件落着しました。
このエピソードは、金栗が母国日本のために戦う強い決意をよく表しています。

五輪に初参加

オリンピック最終日、マラソン競技がスタートしました。
しかし、当日は40度近い炎天下で、参加選手68人中、完走は37人。
死者まで出るデッドレースでした。
日本の期待を一身に背負った金栗も、慣れない洋食や白夜による睡眠不足がたたり、25キロを過ぎた辺りで意識不明になりました。近くの農家に助けられ、目覚めた時は翌朝になっていました。
競技中に姿を消したので「日本人選手が行方不明」と新聞にまで載ってしまいました。
金栗はあふれる涙をぬぐいながら日記に記しました。

《大敗後の朝を迎う。終生の遺憾のことで心うずく。
余の一生の最も重大なる記念すべき日になりしに。
しかれども失敗は成功の基にして、また他日その恥をすすぐの時あるべく、雨降って地固まるの日を待つのみ。
人笑わば笑え。
これ日本人の体力の不足を示し、技の未熟を示すものなり。
この重任を全うすることあたわざりしは、死してなお足らざれども、死は易く、生は難く、その恥をすすぐために、粉骨砕身してマラソンの技を磨き、もって皇国の威をあげん

オリンピック国内予選会優勝記念


(つづく)
スポンサーサイト
line

comment

管理者にだけ表示を許可する

line
line

FC2Ad

line
ひとつポチッと


教育・学校 ブログランキングへ

line
プロフィール

服部 剛

Author:服部 剛
授業づくりJAPAN横浜《中学》の代表・服部剛です。中学校社会科教師です。
授業づくりJAPANは、授業実践を通して「国を思い、先人に感謝し、卑怯をにくむ日本人」「日本人の自由と真実を守るために戦うことのできる日本人」を育てます。
横浜・神奈川の志ある先生の参加をお待ちしています!
メルマガを購読すれば会員になれます(登録は下のリンクから)。
個人的な連絡はコメントからどうぞ。

line
カテゴリ
line
最新記事
line
最新コメント
line
月別アーカイブ
line
リンク
line
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

line
いらっしゃいませ
line
検索フォーム
line
カレンダー
12 | 2019/01 | 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
line
RSSリンクの表示
line
QRコード
QR
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
sub_line
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。