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道徳「正義を考える」


4-(3) 正義・公正公平

道徳「正義を考える」

◆-------------------
 発問1
  「正義」って、どんなことだと思いますか?

◆-------------------

VTRを見ます(25分ぐらい)。
社会実験の動画です。
一般人を相手に仕掛ける「ドッキリ」みたいなものです。
アメリカのテレビ番組『こんな時、あなたならどうする?!』は、日本のドッキリとは違い、「人種差別」や「貧困」など重いテーマを扱っています。
多民族国家のアメリカらしいですね。

こんな場面に出くわしたら、あなたならどうするか、考えながら見ましょう。
字幕ですので、がんばって見てください。

●ユーチューブで拾ってきたものを編集したVTRです。
例えば
https://www.youtube.com/watch?v=hwpNQ1NWzOU
https://www.youtube.com/watch?v=Kt2wByByeKU

などです。他は検索してみてください。

これを見ると、コミュニティを守るために敢然と立ち向かう市民(しかも老人や女性)が少なからず存在するアメリカは健全な国だと感じます。

●この順番で見せました。

1 だまされる視覚障害者:
  目が見えない客におつりをごまかして渡す店員が
  いたらどうする?
2 スーパーの障害者差別:
  ダウン症のレジの店員を侮辱する客の後に並んで
  いたらどうする?
3 暴行されるホームレス:
  ホームレスを集団で暴行する少年たち。そこに通り
  かかったら?
4 寒さに震える1人の少年:
  雪の中、薄着でバス停にいる少年に出会ったらどう
  する?
  (これはドイツ?の啓蒙CMのようです。)

◆-------------------
 発問2
  どの話が一番印象に残りましたか?
  感想もどうぞ。

◆-------------------

 生徒は、ホームレスを守ろうと敢然と立ち向かう市民が出てくる3と凍える少年に自分の衣服を脱いで手渡す4に多くが共鳴していました。

『では、「正義」の神髄をこの【資料】から学ぶぞ』

と厳かに【資料】を配布します。
生徒、一見して
『えー、なにこれ!?(大笑)』

以下、資料です。

【資料】-------------------

「アンパンマン」~やなせたかしさんが語る 

アンパンマンの作者で知られる「やなせたかし」さんは、1919年2月6日に高知県に生まれました。
94歳の生涯の最後まで働いてらっしゃいました。立派な人生ですね。

やなせさんが、「正義」について何を語っておられたか、紹介しましょう。
やなせさんは、東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部デザイン科)卒業後、製薬会社の宣伝部に入社。
1941年、22歳の時に、中国に出兵しています。

戦争が終わり、世の中は一変してしまいました。
今まで正しいと信じてきたものが崩壊していきました。
そこで、やなせさんは「正義ってなんだろう?」と考えました。
そして、たどりついた答えは次のようなものでした。

やなせ氏:
「アンパンマン」を創作する際の僕の強い動機が、「正義とはなにか」ということです。
正義とは実は簡単なことなのです。

困っている人を助けること。
ひもじい思いをしている人に、パンの一切れを差し出す行為を「正義」と呼ぶのです。

アメリカにはアメリカの「正義」があり、フセインにはフセインの「正義」がある。
アラブにも、イスラエルにもお互いの「正義」がある。
つまり、これらの「正義」は立場によって変わる。
でも困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は、立場が変わっても国が違っても「正しいこと」には変わりません。
絶対的な正義なのです。

(ニュースポストセブン 2011年5月3日より)

それで、アンパンマンはお腹がすいている人や動物を見ると、顔をちぎってあげるんですね。
アンパンマンの絵本が出版されたのは1973年、アニメがはじまったのは1988年です。
アンパンマンも最初は、たいへん評判が悪かったそうです。

世界にはいろんなスーパーヒーローがいますが、自分の顔を食べさせるヒーローなんかいないですから…。

やなせさんは、出版社から「こんな作品はこれきりにしてくださいね」と念押しされたり、絵本の評論家からは「こんな低俗な本は図書館に置くべきではない」とまで言われました。

しかし、そのうちに子供たちからすごい人気が出てきたのです。

そして、やなせさんは、「正義をするのは、普通の人だ」とおっしゃいます。

やなせ氏:
正義って、普通の人が行うものなんです。
政治家みたいな偉い人や強い人だけが行うものではない。
普通の人が目の前で溺れる子どもを見て思わず助けるために川に飛び込んでしまうような行為をいうのです。

ただし普通の人なので、助けに行って自分が代わりに溺れ死んでしまうかも知れない。
それでも助けざるを得ない。
つまり、正義を行う人は自分が傷つくことも覚悟しなくてはいけない。

アンパンマンミュージアムに掲げてあるイラストの説明書きに

 「正義を行う者は、
  自分が傷つくことを覚悟しなければならない」

とあります。
「たとえ 胸の傷が 痛んでも♪」って、そういうことだったのかと知りました。
深いィですね。

『アンパンマンのマーチ』も深いィですよ。
歌詞の中にこんな一節があります。

なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ!

とても子供向けの歌とは思えませんね。

やなせさんは名曲『手のひらを太陽に』の名作詞者でもあります。
しかし、アンパンマンの詩を書いたら、「子供番組には難しすぎる」とテレビ局にいわれてしまいます。

しかし、当時、大学を出ても何をしたらいいのかわからない無気力な学生が増えていると聞いたやなせさんが、子供のころから「何のために人は生きるのか」をしっかり頭に叩き込んでおかなくてはいけないと思って、書いたそうです。

自分が「何のために生まれてきたのか、わからない」まま人生を終えるのは残念ですね。

やなせさんのお話を総合すると、

人は正義をするために生まれてきたのです。

それは大それたことではなく、
困った人を助ける・不正なことを許さないなど、普通の人がやれるはずのことです。

正義をした結果、自分が傷つくかもしれない。
でも、それを覚悟しなきゃいけない。

「だから 君が行くんだ どこまでも」なのです。


---------------(資料終わり)


最初は笑っていた生徒も、最後は真剣な顔をしておりました。

『今日のお話は、今の自分に照らしてどうですか。
 また、今後のあなたはどうしますか?』

感想を書かせて授業を終えました。

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プロフィール

服部 剛

Author:服部 剛
授業づくりJAPAN横浜《中学》の代表・服部剛です。中学校社会科教師です。
授業づくりJAPANは、授業実践を通して「国を思い、先人に感謝し、卑怯をにくむ日本人」「日本人の自由と真実を守るために戦うことのできる日本人」を育てます。
横浜・神奈川の志ある先生の参加をお待ちしています!
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個人的な連絡はコメントからどうぞ。

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