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南蛮人の日本人評

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    授業づくりJAPANが公開する授業案はご自由に追試してください。
    ただし、授業実践論文やレポートなどで公開される場合は、一言、
    「この授業は、授業づくりJAPANの○○氏の実践である」
    とお断りください。

  ┗・━・━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━・━・┛

歴史[南蛮人の日本人評] 

戦国時代に数多く来日した宣教師たちの日本人評を通して、当時の世相を知り、私たちの日本人の祖先がどれほど民度が高い人々だったのかを知る授業です。

何せ「戦国」の世ですから、どれだけ荒廃した世の中か…、と思いきや。
驚きの真実を知ります。
またフロイスの覚え書きからは
「こんなことまで記録してるの???」
と笑いあり、関心ありで結構おもしろい授業でした。

《授業はじめ》

『戦国時代に日本にいて、日本人と間近に接していた宣教師たちが残したレポートがあります。
そこには少なからぬ数の「日本人を見た感想」や「日本人に対する評価」が書かれています。

私たちのご先祖はヨーロッパ人にどのように見られていたのでしょうか?

【指示】
資料を読みながら、「感心したなぁ」とか「驚いたなぁ」という部分に、アンダーラインを引きなさい。

【資料】

1 . フランシスコ・ザビエル
この国民は、私が今日まで交際した限りにおいて、すべて今までに発見された諸国民のうちで最良のものであり、異教(キリスト教以外)の国民中、日本人に比べられるものがあるとは考えられぬ。
彼らは人と交わるにおいて非常に親切であり、一般に善良であって、悪心を抱かず、あらゆる他のことにもまして名誉を重んじる。
彼らは一般に貧しいが、貴人(身分が髙い人)にも平民にも恥辱(ちじよく)とは考えられていない。


2 .宣教師 オルガンティーノ
我ら(ヨーロッパ人)は互いに賢明に見えるが、彼ら(日本人)と比較すると、はなはだ野蛮であると思う。
私は真実、毎日、日本人から教えられることを白状する。
私には全世界中でこれほど天賦(天から与えられた)の才能を持つ国民はないと思われる。
都こそは日本においてヨーロッパのローマにあたり、科学、見識、文明はさらに高尚である。
信仰のことはともかく、我らは彼らより顕著に劣っているのである。


3 .宣教師 ヴァリニャーノ
ヴァリニャーノ

日本人は、他のすべての国民とははなはだしく異なった儀礼や風習を有しており、まるで他のいずれの国民とも、いかにすれば順応しないかを故意に研究したかと思われるばかりである。
事実、日本はヨーロッパとは全く反対に走っている世界である。
話すこと、座ること、歩くこと、食べること、その他、数多の新奇なことを習得することが必要である。
初めは奇怪で不合理に思えるが、慣れたあとでは、それらが優れたものに思われるようになってくる。


4 .宣教師 ルイス・フロイス[『日本覚書』から]
ルイス・フロイス

●ヨーロッパ人は大きい目を美しいとみなす。日本人はそれをぞっとするようなものとみなし、涙の出る部分が閉ざされているのを美しいとする。
●我ら(ヨーロッパ人)は親指または人さし指で鼻孔(鼻の穴)をきれいにする。彼ら(日本人)は小指でそれを行う。
●我らはいつでもツバを吐き出す。日本人は通常、飲み込む。
●我らが手を温める時には掌を火の方に向ける。日本人は火の方に手の甲を向ける。
●我らは主人が座っている時に召し使いが立っていないことを不作法とみなす。ところが、彼らは召し使いもまた座っていなければ不躾(ぶしつけ)とみなす。
●我らにおいては貴人が自分の部屋を掃除することは卑(いや)しいとみなされよう。日本の貴人たちは、それを行い、内々では立派なこととみなしている。
●ヨーロッパでは夫が前方を、そして妻が後方を歩く。日本では夫が後方を、そして妻が前方を行く。
●ヨーロッパでは、妻は夫の許可なしに家から外出しない。日本の女性は夫に知らさず、自由に行きたい所に行く。
●我らにおいては、女性が文字を書く心得はあまり普及していない。日本の貴婦人においては、もしその心得がなければ格が下がるものとされる。
●我らはすべてのものを手で食べる。日本人は男女とも、幼児の時から2本の棒で食べる。
●我らにおいては4歳児でもまだ自分の手で食べることが出来ない。日本の子供は3歳で、もう箸(はし)を使って食べる。
●我らにおいては通常、鞭(むち)で打って息子を懲(こ)らしめる。日本では、それはごく稀(まれ)なことで、ただ〔?〕によってとがめるだけである。
●我らの子供たちは素行(そこう)上たいして思慮分別も優雅さもない。日本の子供たちは、その点、異常なほど完璧で、大いに感嘆に値する。
●我らの聖像は美しく、また信仰心を高めさせる。彼らのは、火中で焼かれる悪魔の形をしており、醜悪で恐怖の念を起こさせる。
●我らにおいては自殺はきわめて重罪とみなされる。日本人は戦いにおいてもはや力尽きた時、切腹すること、それが大いなる勇気なのである。
●我らは憤怒(ふんぬ)の感情を大いに表すし、短気さを抑えることはほとんどない。彼らは特異な方法でそれを抑制し、たいそう控え目で、思慮深い。

〔資料おわり〕-----------------------

【課題】
戦国時代の日本人(私たちのご先祖様)の姿を知って、感じたことを書きなさい。

《授業おわり》

何がすごいって、「戦国時代」なのに日本人は親切で品位があったこと、社会には秩序が存在することです。
感想文を読むと、生徒もそのことに気がついて、驚きとともに誇りを感じていました。

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プロフィール

服部 剛

Author:服部 剛
授業づくりJAPAN横浜《中学》の代表・服部剛です。中学校社会科教師です。
授業づくりJAPANは、授業実践を通して「国を思い、先人に感謝し、卑怯をにくむ日本人」「日本人の自由と真実を守るために戦うことのできる日本人」を育てます。
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