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聖徳太子の名前を「厩戸王」に変えるな!

聖徳太子の名前を「厩戸王」に変えるな!
文部科学省へパブリック・コメントを届けてください!
2017/02/24 (Fri) 16:30

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
http://jdjapan.blog.fc2.com/blog-entry-76.html

授業づくりJAPANの『日本人を育てる授業』 

 NO.82 2017/2/24
*****************************************

聖徳太子の名前を「厩戸王」に変えるな!
  
次期学習指導要領改訂案に対する緊急声明

文部科学省へパブリック・コメントを届けてください! 
   
     
     (「新しい歴史教科書をつくる会 FAX通信」より)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

聖徳太子の名前を「厩戸王」に変えるな!
次期学習指導要領改訂案に対する緊急声明
文部科学省へパブリック・コメントを届けてください!

新しい歴史教科書をつくる会は、2月14日に文部科学省から発表された次期学習指導要領改訂案に対し、21日、下記の緊急声明を発表しました。
そして同日、本声明は文部科学省が現在募集中のパブリック・コメントとして、同省に送付されました。

この案件は是が非でも阻止しなければなりません。
会員ならびに支援者の皆様には、声明についてご理解の上、文部科学省へパブリック・コメントをお送りいただきますよう、何卒、ご協力をお願いいたします(パブリックコメントへの宛先は声明の最後をご覧ください)。

なお、今回の緊急声明は、改訂案の歴史的分野で「聖徳太子」の一点について指摘しておりますが、他にも歴史・公民それぞれに、懸念される部分があります。これらにつきましては、今後内容を精査し、会として改めて問題点を指摘いたします。

             ◇

日本人の精神の支えをなす聖徳太子の名前を「厩戸王」に変えないで下さい!

-次期学習指導要領改訂案への「つくる会」のパブリック・コメント      
    平成29年2月21日
    新しい歴史教科書をつくる会

文部科学省は2月14日、次期学習指導要領の改訂案を公表しました。
その中で、小中学校の歴史教育に関し、日本国民として決して見逃すことのできない重大な記述が含まれていることがわかりました。
日本史上もっとも大切な人物として長年位置づけられてきた聖徳太子のその呼称を否定し、「厩戸王(うまやどのおう)」と呼ばせるという方針が書かれています。
当会は文科省のこの改訂案に絶対反対であり、改訂案に対するパブリック・コメントとして、ここに当会の見解を発表します。

(1)改めて説明するまでもありませんが、日本史上の聖徳太子(574~622)の事績は傑出しています。
太子は冠位十二階と十七条憲法によって国家の仕組みを整備し、天皇を中心とする国づくりへ前進させました。
中国大陸との外交では、「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」という文言で知られるように、中国の皇帝を中心とした華夷秩序から離脱する自立外交を展開しました。
こうして聖徳太子はその後1世紀にわたる日本の古代国家建設の大きな方向付けをしたといえます。

しかも、その影響は古代史のみにとどまりません。
明治以降発行された紙幣の人物像として最も多く登場したのは聖徳太子です。
このことが象徴するように、聖徳太子は日本人の精神の支えとなる人物であり、聖徳太子を日本史上最も重要な人物の一人と見ることは、近代日本の国民的合意でもあったのです。

(2)学習指導要領の改訂案についての文科省の説明は、
<「聖徳太子」は没後使われた呼称だが、伝記などで触れる機会が多く、人物に親しむ小学校で「聖徳太子(厩戸王)」、史実を学ぶ中学では「厩戸王(聖徳太子)」とする>
(産経新聞2月15日付け)というものです。

中学校の場合について聖徳太子の扱いの変化を確認すると、次のようになっています。いずれも、「3 内容の取扱い」という項目で記載されているものです。(以下、引用文中の下線は引用者による)

◇現行学習指導要領(平成20年)の記述
<「律令国家の確立に至るまでの過程」については、聖徳太子の政治、大化の改新から律令国家の確立に至るまでの過程を、小学校での学習内容を活用して大きくとらえさせるようにすること>

◇改定学習指導要領(平成29年)の記述
<「律令国家の確立に至るまでの過程」については、厩戸王(聖徳太子)の政治、大化の改新から律令国家の確立に至るまでの過程を、小学校での学習内容を活用して大きく捉えさせるようにすること>

このように、現行版と改訂案ではほぼ同文であるのに、唐突にも、「聖徳太子」だけが「厩戸王(聖徳太子)」と変えられています。

(3)なぜこのような改変がおこったのでしょうか。その根拠は、世紀のはざまに日本史学界の一部で唱えられた「聖徳太子虚構説」
と呼ばれる学説にあります。
しかし、これが学界の通説になったかといえば全くそのようなことはありません。
「聖徳太子」という呼称の初出は確かに1世紀以上後のことですが、核に当たる「聖徳」という呼称は、日本書紀以前にも存在したことが、すでに明らかにされています。
(詳細は高森明勅・つくる会理事による別稿を参照して下さい)

そもそも、死後に使われた呼称だから使えないとすれば、教科書の人名の多くを書き換えなければならなくなります。そのことを無視して、聖徳太子の呼称だけを「厩戸王」にしようとするのは、聖徳太子がまさに日本国家のアイデンティティの基礎となってきたからこそ、それを否定しようとする動機が隠されていると推測せざるを得ません。
聖徳太子虚構説が全く省みられなくなっている今日、突如として、学習指導要領によって全国の小中学生の歴史教育の現場に押しつけるとは、誠に驚くべきことと言わざるを得ません。

聖徳太子の偉業はその名前と深く結びついてきたのであり、名前の否定は人物の否定に行き着きます。もし、この度の学習指導要領の改訂で「厩戸王」を強制することに成功すれば、文科省は10年後の改訂では人物そのものを抹殺するであろうとも予想されます。

学習指導要領では、歴史教育の目標として、「我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる」(中学社会の場合)と書かれています。
聖徳太子を抹殺しようとする今回の改訂案は、この「目標」にも違反していると言わなければなりません。

私達の主張は以上のとおりですが、この声明をお読みいただいたあなたに訴えます。どうか、3月15日まで行われる文科省募集のパブリック・コメントに応募して下さい。
そして、<学習指導要領から日本史上の最も重要な人物である聖徳太子の名前を消さないでほしい。「厩戸王」の呼称の強制をやめ、現行の学習指導要領の記述に戻してほしい>という趣旨の明確なメッセージを届けて下さるようお願いいたします。


【パブリック・コメントの宛先】 

文科省のパブリック・コメントにネットで応募される方は、以下の<画面の意見提出フォームへ>をクリックし、ご意見を記入の上、送信して下さい。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/02/1382218.htm
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000878&Mode=0

*上記アドレスのページに「意見公募要領」がありますので、必ずその要領に従って意見をお送りください。
要領に沿っていない場合、無効になる恐れがあります。ご注意ください。



**********************************************

<参考>

      聖徳太子虚構説は通説ではない

      平成29年2月         理事 高森 明勅

大山誠一氏の聖徳太子虚構説(平成11年)(注1)は、学界の受け入れるところとはならなかった。私も批判の筆を執ったことがある(注2)が、文献の現状は以下の通りである。

大山説発表後刊行された関係書の書名は、吉村武彦『聖徳太子』(岩波新書、平成14年)など、「聖徳太子」の語が採用され「厩戸王(皇子)」の例はアマゾンで調べても皆無である。
同様に、『聖徳太子事典』(柏書房、平成9年)はあるが、いまだに「厩戸王事典」は存在しない。

梅村喬・神野清一編『改訂日本古代史新稿』(梓出版、平成16年)に、「聖徳太子の時代」の見出しで、「推古朝は、通説的には聖徳太子(厩戸皇子 574~622)の時代でもある」(福岡猛志執筆)とある(下線は引用者)。
森田悌『推古朝と聖徳太子』(岩田書院、平成17年)にも、「聖徳太子非実在説が説かれることがあるが・・聖徳太子が実在したことも歴史的事実」と厳しい大山説批判が展開されている。

吉川真司『飛鳥の都 シリーズ日本古代史3』(岩波新書、平成23年)は、「継体天皇」「天智天皇」などの漢風諡号で統一表記することを断った中で、(混乱を避ける為)「『厩戸王』『葛城王』でなく『聖徳太子』『中大兄皇子』と記すのも、同様の理由による」とした。もし、「厩戸王(聖徳太子)」と表記するなら、「葛城王(中大兄皇子)」と書かないと統一を欠くだろう。

現代の日本史学の標準的見解を示すとみられている『岩波講座日本歴史』シリーズ第2巻(平成26年)にも、「聖徳太子と呼ばれるようになったのは後世のこととしても、厩戸王は、後に伝説化されてしかるべき位置を生前から有していたと考えられる」と記す(川尻秋生)。
明らかに、虚構説に否定的だ。

なお、「聖徳」という諡号の初見は法起寺塔露盤銘(706年)に、「聖徳皇」とあるものだ(東野治之)。
また、播磨国風土記(713~715年)にも「聖徳王」とある(高森・上田正昭)。
「聖徳太子」の初見は懐風藻(751年)である。

以上の通りであるから、聖徳太子虚構説は、決して学界の通説とは言えないことは明らかである。

注1 大山誠一『<聖徳太子>の誕生』吉川弘文館、平成11年、ほか。
注2 高森明勅「聖徳太子をめぐる論争を手がかりに歴史への眼差しについて考える」『正論』平成16年12月号ほか。

********************************

文部科学省へのご意見はこちらへ
「小学校学習指導要領案及び中学校学習指導要領案に対する意見公募手続(パブリック・コメント)の実施について」


http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/02/1382218.htm






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『先生、日本ってすごいね』お詫びと訂正

[重要] 拙著にかかるお詫びと訂正です。
久しぶりの投稿で面目次第もありません。
拙著『先生、日本ってすごいね』の
「18『絆の物語~アーレイ・バーク』日本人の伝統精神と集団生活」
の記述の中に、授業当時ではわからなかった事実が明らかになりました。
278ページに


「その艦長の名は、海軍大佐トム・バーク。そうアーレイ・バークの孫です」
と記述していましたが、在日米軍基地の広報担当者に確認したところ、
「血縁関係はないと思われます」という返答をいただきました。


したがって、「孫」という記述は間違いであります。
よってその部分を訂正し、該当ページを差し替えた改訂版を発行いたしました。

謹んでお詫び申し上げます。
( 表紙も少し変わりました。↓ )


「先生、日本ってすごいね」改訂版-s2
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今日も「致知BOOKメルマガ」が紹介してくれました

今日も拙著『感動の日本史』が「致知BOOKメルマガ」で紹介されました。
力を入れて宣伝してくださってありがたいことです。
以下、お読みください。


致知BOOKメルマガ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは。
致知出版社の
BOOKコンシェルジュです。
教師歴28年、中学生たちが感動する
道徳授業を行ってきた服部剛先生。
日本人であることを誇りに思える、
知られざる偉人たちの物語を
11話収録した
『感動の日本史』が
10月中旬、発売になります。
こんなにも深く心を打つ日本人の物語を
なぜ私たちは学校で
教わらなかったのでしょうか。
収録された11の物語の中の
一部をご紹介いたします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 シルクロードに伝説を刻んだ日本人

 『感動の日本史』(服部剛・著)より



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本から遠く、およそ六千キロも離れた
ウズベキスタンという国に、
桜の木が何百本も植えられた
「さくら公園」があるのを
知っていますか。

染井吉野や枝垂れ桜、八重桜など
様々な品種の桜が植樹され、
春には満開の桜の下で
ウズベク人たちが和やかに
花見を楽しんでいるといいます。

それにしても、なぜウズベキスタンに
こんなにたくさん桜が
植えられているのでしょうか。

その裏には多くの日本人の壮絶にして
悲しくも、雄々しい物語があったのです。

中央アジアに、シルクロードの
中継地として栄えてきた
ウズベキスタンという国があります。
日本人にはあまりなじみのない国かもしれません。

その首都タシケント市に
繊細な彫刻に彩られた
ビザンチン様式の美しい
「国立ナヴォイ劇場」があります。

一九四八年建造、収容観客数千四百人、
舞台面積五百四十平方メートルを誇り、
一流アーティストによる
オペラやバレエが公演される
国民自慢の大劇場です。

実は、この劇場は日本人が造ったのです。

(……その後の感動秘話は、本書にて)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

なぜか学校では教わらなかった
日本の偉人たち11人の物語

『感動の日本史』

服部剛・著

定価=本体1,500円+税


━━━━━━━━━━━━━━

第1話 大伴部博麻 愛国のはじめ
第2話 小笠原諸島を守ったサムライたち
第3話 マリア・ルース号事件~副島種臣の「正義人道の外交」
第4話 日本と台湾の「水の絆」を結んだ鳥居信平
第5話 卵から牛を生んだ聖者・重松髜修
第6話 三つの奇跡を起こした将軍・樋口季一郎
第7話 栗林忠道中将と硫黄島の戦い
第8話 阿南惟幾陸軍大臣と終戦の真実
第9話 昭和天皇のご巡幸~戦後の原点、国民との紐帯
第10話 ウズベキスタンと日本人~シルクロードに伝説を刻んだ男たち
第11話 幻の尖閣切手~琉球政府郵政庁職員たちの気概の物語  


━━━━━━━━━━━━━━━━
月刊『致知』最新号「闘魂」
━━━━━━━━━━━━━━━━
・世界的シェフ・松久信幸氏
×北の迎賓館 すし善・嶋宮勤氏

・高校女子バレーの名将・国分秀男氏
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・青函トンネル命懸けの掘削工事を
 闘い抜いた男の感動実話

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 どこが違うのか?

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【毎月858円で、人間力が高まります】
 ・まずは気軽に 1年購読
  ⇒ 10,300円(1冊あたり858円)
 
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感動の日本史 表紙案(日本が好きになる!)-s



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「致知出版社【偉人メルマガ】」 で『感動の日本史』内容紹介



「致知出版社【偉人メルマガ】」 で拙著『感動の日本史』の内容の一部を紹介していただきました。
陛下への思いを述べた部分です。

以下、どうぞ。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 偉人たちの一日一言 平成28年10月2日(日)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

石原慎太郎氏が見た、
天皇陛下の勇気


平成23(2011)年3月、
わが国は東日本大震災で、
国家存亡の危機に直面しました。

翌年、東京都知事だった
石原慎太郎氏が産経新聞に
寄稿した「天皇陛下の勇気」
と題された文章を
私は忘れることができません。

大震災直後のことを書いたものです。

大震災発生の19日後にあたる
3月30日、東京都足立区の
東京武道館に避難してきている
福島県民たちを今上陛下が
見舞われました。

この震災で両陛下が被災者を
直接見舞うのは初めてで、
ジャンパー姿の陛下は
床にひざまずき、被災者一人ひとりに
声を掛けられました。

両陛下が50分かけて
全員を回られたあとのことです。

以下に引用しましょう。
(平成二十四年四月二日付【日本よ】より)


〈予定の出発時まで控え室で
 過ごされることになって、
 その間私は同席し、
 発災後間もなくヘリで飛んで
 視察に赴いた福島、宮城、
 岩手の各都市の惨状を報告し、
 すでにかつて他の病での
 手術を受けておられる陛下には
 とても無理としても、
 若く元気なご子息の両殿下を
 名代として出来るだけ早く
 現地の見舞いに差し向けられては
 いかがと僭越にも
 建言させていただいた。

 その間、皇后陛下は一々頷いて
 私の言葉を聞いておられたが、
 陛下はなぜかただ黙ったまま
 表情も見せずに聞いておられた。


 やがて時が来てお立ちとなり、
 先行して部屋を出て
 お見送りのために玄関口に
 立っていた私の所へ
 何故か突然陛下がつかつかと
 歩み寄られ、小声で、
 しかしはっきりと、

 「東北へは私が、自分でいきます」

 といわれたものだった。

 私は唖然たる思いでそれを聞き取り、
 立ち去られる陛下を見送っていた〉


これを読んだ私は、
一心に公のために尽くし、
無私を貫くという歴代天皇に
受け継がれてきた「仁」の伝統を、
今上陛下が誠実に
お続けになっていることを
あらためて教えられました。

そして、まだ激しい余震が続く
翌4月、天皇・皇后両陛下は
宮城県の被災者を
お見舞いされました。


◆「先生、日本ってすごいね!」


 中学生が感動した、知られざる日本人の物語
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日本人であることを誇りに思える、
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この秋、弊社が力をこめておすすめする
最新刊です。

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一部をご紹介いたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     幻の尖閣切手

~琉球政府郵政庁職員たちの気概の物語~

 『感動の日本史』(服部剛・著)より

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ここに一枚の不思議な切手があります。

南国をイメージさせる美しい絵がらです。

青い海、断崖絶壁の海岸、
大きな翼を広げて舞う海鳥たち。

左上には「琉球郵便」の文字。
額面はなんと「5セント」です。

この切手は、
昭和四十七(一九七二)年四月、
アメリカの占領統治下に
置かれていた沖縄で発行された
「琉球切手」のひとつ。

『海と海鳥と島』と題された
記念切手です。

しかし、切手にはこの島が
沖縄のどこなのか、
海鳥の名前は何なのか、
まったく示されていません。

どうしてでしょうか。

この島の場所は長年の謎でしたが、
沖縄県石垣市の郷土史家・
国吉真古氏の聞き取り調査によって、
ついに判明しました。

実をいうと、描かれている鳥は
「アホウドリ」です。

日本のアホウドリは
伊豆諸島の鳥島周辺と
沖縄の尖閣諸島でのみ、
繁殖が確認されている鳥です。

したがって、沖縄の海で
アホウドリが生息する島といったら、
尖閣諸島以外にあり得ません。

そうです。

この琉球切手は、
わが国固有の領土である尖閣諸島を
テーマにした唯一の切手だったのです。

切手の発行は国家の意思を
表すことがあります。

青く美しい海に浮かぶ尖閣諸島。
その小島の切り立った断崖で
アホウドリが飛翔し、戯れている姿を
描いた「尖閣切手」。

この切手は、尖閣諸島が
日本の沖縄に属していることを
明確に主張しています。

ところが、尖閣諸島は現在、
中国の野心に脅かされて
不安な状況に陥っています。

尖閣の住所は、沖縄県石垣市登野城
二三九〇-九四番地。

まぎれもなくわが国の領土ですが、
連日のように中国海警局の巡視船が
領海付近を遊弋し、自国の領土であると
主張しています。

不測の事態を考慮して
地元の漁師たちは出漁できない
状態になっています。

昭和五十三(一九七八)年までの
漁獲高は一五億円もあったのに、
現在はほぼゼロだといいます。

尖閣切手が発行されたのは
昭和四十七(一九七二)年四月十四日です。

これは、まさに沖縄の祖国復帰
(五月十五日)の目前のことでした。

担当した琉球政府郵政庁の職員たちが、
この時期に世に出した理由は
何だったのでしょうか。

実は、この切手が日の目を見るまでには、
職員たちの知られざる苦労と
揺るぎない意志が存在したのです。

わが国の領土を守らんと、
極秘のプロジェクトを遂行した
職員たちの気概の物語を紹介しましょう。

(……職員たちの感動の物語は本書で)

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なぜか学校では教わらなかった
日本の偉人たち11人の物語

『感動の日本史』

服部剛・著

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第1話 大伴部博麻 愛国のはじめ

第2話 小笠原諸島を守ったサムライたち

第3話 マリア・ルース号事件~副島種臣の「正義人道の外交」

第4話 日本と台湾の「水の絆」を結んだ鳥居信平

第5話 卵から牛を生んだ聖者・重松髜修

第6話 三つの奇跡を起こした将軍・樋口季一郎

第7話 栗林忠道中将と硫黄島の戦い

第8話 阿南惟幾陸軍大臣と終戦の真実

第9話 昭和天皇のご巡幸~戦後の原点、国民との紐帯

第10話 ウズベキスタンと日本人~シルクロードに伝説を刻んだ男たち

第11話 幻の尖閣切手~琉球政府郵政庁職員たちの気概の物語  

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プロフィール

服部 剛

Author:服部 剛
授業づくりJAPAN横浜《中学》の代表・服部剛です。中学校社会科教師です。
授業づくりJAPANは、授業実践を通して「国を思い、先人に感謝し、卑怯をにくむ日本人」「日本人の自由と真実を守るために戦うことのできる日本人」を育てます。
横浜・神奈川の志ある先生の参加をお待ちしています!
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